こんにちは。音速の馬券師です。

2018年10月21日(日曜)に開催される菊花賞の血統の分析になります。ポイントは良馬場に限って調べることです。調べてみると近年良馬場で馬券になっている馬の血統は偏っていました。

それでは血統分析スタートです!

 

過去5年の血統過去データ

菊花賞での成績と2016年以降の良馬場京都芝2400m以上での成績を調べ、菊花賞で走る種牡馬を紹介していきます。

低条件での馬を入れると統計が正しく取れないので、1000万下以上の条件で出走馬が10頭以上、複勝率30%以上の馬を選びました。

菊花賞での成績も良馬場限定としました。過去5年で良馬場なのは3年でデータが少ないので、2012年のデータも追加して調べました。

 

父:ディープインパクト
菊花賞では1勝2着1回で一番馬券になっている種牡馬の1頭ですが、全頭成績は(1.1.0.16)と複勝率は凄く低いです。
良馬場京都芝2400m以上成績は(5.0.4.39)複勝率18.8%で複回収率は28.3%です。
複勝の最高配当も220円しかなく人気薄馬は全く走っていません。
5番人気以内のディープインパクト産駒は▲評価とします。6番人気以下の場合は×評価です。

今年の▲評価はいませんでした。

今年の×評価はグローリーヴェイズ、フィエールマンです。

 

父:ステイゴールド
菊花賞では1勝2着1回で一番馬券になっている種牡馬の1頭で、全頭成績は(1.1.0.4)と複勝率も悪くありません。
良馬場京都芝2400m以上成績は(8.5.4.24)複勝率36.8%で複回収率は92.9%です。複勝率は5位で複勝回収率も7位と成績が良いです。
今年出走する種牡馬の中では1番適性がありそうです。
〇評価とします。

今年の〇評価はゴールドフラッグ、シャルドネゴールド、ステイフーリッシュ、エタリオウ、アフリカンゴールドになります。

 

父:オルフェーブル
菊花賞は出走の主牡馬です。
良馬場京都芝2400m以上の出走回数も5回を満たしておりません。
父は菊花賞や長距離レースで相性のいいステイゴールドですし、オルフェーブル自身も菊花賞を買っていますので相性はいいでしょう。
▲評価とします。

今年の▲評価はエポカドーロになります。

 

父:キングカメハメハ
菊花賞では3着1回、全頭成績は(0.0.1.4)と可もなく不可もなくという成績です。
良馬場京都芝2400m以上成績は(3.2.4.32)複勝率22.0%で複回収率は55.9%です。
複勝率は高くないですが穴馬も走っています。
無印評価とします。

今年の該当馬はコズミックフォース、ユーキャンスマイルになります。

 

父:ハーツクライ
菊花賞での成績は(0.0.0.2)です。
京都芝2400m以上成績は(6.6.4.40)複勝率28.6%で複回収率は74.8%です。
複勝率は7位ですが、強調する材料がありませんので無印にします。

今年の該当馬はグレイル、タイムフライヤーです。

 

父:ハービンジャー
菊花賞での成績は(0.0.0.4)です。
京都芝2400m以上成績は(2.4.1.20)複勝率25.9%で複回収率は60.4%です。
複勝率、回収率共に強調する材料がないので無印評価です。

今年の該当馬はブラストワンピース、カフジバンガードになります。

 

 

良馬場で馬券になるのに必要な4つの血

良馬場開催4回分を対象に調査すると、馬券になった12頭全て4つの血のいずれかを持っていました!!

配合に関しても特徴がありましたので報告いたします。

 

<良馬場開催時の1-3着馬の血統>

左側が父系 × 右側が母系にある血

2012年
1着:サンデー×プリンスリーギフト
2着:ロベルト×ボールドルーラー
3着:サンデー×ヌレイエフ

 

2014年
1着:サンデー×ヌレイエフレイズアネイティヴ
2着:サンデー×ボールドルーラー
3着:グラスワンダー×レイズアネイティヴ

 

2015年
1着:サンデー×プリンスリーギフト
2着:サンデー×ヌレイエフレイズアネイティヴボールドルーラー
3着:サンデー×ヌレイエフレイズアネイティヴ

 

2016年
1着:サンデー×レイズアネイティヴ
2着:サンデー×ボールドルーラー
3着:レイズアネイティヴヌレイエフ×サンデー

 

特徴1:ヘイルトゥリーズン系の血が必要
特にサンデーが良い。父方でサンデーでないグラスワンダーとロベルトもその父か父がサンデーと同じヘイルトゥリーズンになります。つまりヘイルトゥリーズンの血が無い馬は馬券になったことがありません。2016年だけは父系にヘイルトゥリーズンでした。

 

特徴2:プリンスリーギフト、ヌレイエフ、ボールドルーラー、レイズアネイティヴ
ヘイルトゥリーズンの相手はこの4頭。プリンスリーギフト、ヌレイエフ、ボールドルーラー、レイズアネイティヴが入ってない馬は馬券になったことがありません。

 

特徴を満たす馬は登録馬20頭の内15頭です。

つまり、満たさない馬が5頭います

そして、この血統条件を満たさない5頭の中に3番人気以内に入る馬が該当していました!

他にも、6番人気前後の穴人気になりそうな馬も条件を満たしていませんでした!

 

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最適な血統

今年の出走馬で血統的に最適な馬を選びました。

順序はこれまでの馬券になった配合とより近い馬で評価しました。

実績のある馬に酷似した馬はたった2頭

どちらの馬も2016年3着馬のエアスピネルに似ていました。

エアスピネル
父キングカメハメハ × 母父サンデーサイレンス
現在はマイル路線で活躍しています。菊花賞がいかに3000mの長距離とはいえ、3歳限定戦ですので、スピードが抜けていれば馬券になれます。良馬場であればなおさらです。

 

ユーキャンスマイル
父キングカメハメハ × 母父ダンスインザダーク(母父父サンデーサイレンス)
父は同じキングカメハメハで母系もサンデーサイレンス系で、母父が菊花賞を勝ったことありかえってプラスとさえ思います。

 

グロンディオーズ
父ルーラーシップ(父キングカメハメハ) × 母父サンデーサイレンス
こちらは逆で母父は同じサンデーサイレンスで父がキングカメハメハ系のルーラーシップです。ルーラーシップも長距離得意で有馬記念3着、ジャパンカップ3着、日経新春杯1着などの実績があります。

 

土曜の傾向

土曜の京都芝1800m以上500万下クラス以上で行われたレースは2レースありました。

京都8R
1着:マンハッタンカフェ×メジロマックイーン
2着:キングカメハメハ×アグネスタキオン
3着:スクリーンヒーロー×ダンスインザダーク

京都10R
1着:ディープインパクト×モンジュー
2着:ディープインパクト×キングマンボ
3着:ディープインパクト×ルーソリテール

 

キングカメハメハ×サンデー系が両レースで馬券になっています。
やはり、ユーキャンスマイルとグロンディオーズは要注意です!

ユーキャンスマイルと同じ母父ダンスインザダークも馬券になっています。

 

 

血統まとめ

菊花賞2018の血統分析のまとめになります。

 

馬券になる種牡馬

  • ステイゴールドとオルフェーブル

 

馬券になるのに必要な血

  • サンデーサイレンス、ロベルトなどのヘイルトゥリーズンの血が必要
  • ヘイルトゥリーズンの相手にプリンスリーギフト、ヌレイエフ、ボールドルーラー、レイズアネイティヴの血が必要

 

以上。菊花賞2018の血統分析でした。