馬券になりやすい血統過去データ
菊花賞での成績と2017年以降の良馬場京都芝2400m以上での成績を調べ、菊花賞で走る種牡馬を紹介していきます。低条件での馬を入れると統計が正しく取れないので、1000万下以上の条件で出走馬が6頭以上、複勝率30%以上の馬を選びました。
菊花賞での成績も良馬場限定としました。過去5年で良馬場なのは3年でデータが少ないので、2012年以降データも追加して調べました。
父:ディープインパクト
菊花賞では1勝2着1回で一番馬券になっている種牡馬です。全頭成績は(3.2.0.16)と複勝率は凄く低いですが勝ち馬を一番輩出しております。
良馬場京都芝2400m以上成績は(9.6.5.31)複勝率39.2%で1位です!
しかし複回収率は78.4%ですので人気薄馬はほぼ走っていません。
馬券になっている9番人気以内のディープインパクト産駒は〇評価とします。10番人気以下の場合は×評価です。
今年の〇評価はコントレイル、サトノフラッグです。
今年の×評価はサトノインプレッサ、レクセランスです。
父:ルーラーシップ
全頭成績は(0.0.0.3)で馬券になったことがありません。
良馬場京都芝2400m以上成績は(0.3.0.10)複勝率23.1%の7位で複回収率は70.8%です。
父キングカメハメハで考えても複勝率22.5%とよくないです。
勝ち馬もいなく強調する材料もないので、△印程度です。
今年の△評価はアンティシペイト、タイセイモンストル、マンオブスピリット、ロバートソンキーになります。
父:オルフェーブル
全頭成績は(0.0.0.3)で馬券になったことがありません。
良馬場京都芝2400m以上成績は(1.1.1.7)複勝率30.0%の4位で複回収率は57.0%です。
父は菊花賞や長距離レースで相性のいいステイゴールドですし、オルフェーブル自身も菊花賞を買っていますので相性はいいでしょう。
しかし複勝率57.0%が示す通り人気馬しか馬券になっておりません。
5番人気以内を〇評価とします。6番人気以下は▲評価とします。
今年の〇評価はいません。
今年の▲評価はアイアンバローズ、ディアマンミノル、ビターエンダーになります。
父:ドリームジャーニー
全頭成績は(0.0.0.1)でデータとして評価できるほど出走しておりません。
良馬場京都芝2400m以上成績では4頭しか走っておりませんが(0.1.1.2)複勝率50.0%で複回収率は65.0%です。
複勝率は高いですが人気馬ばかり走っていますね。
5番人気以内を〇評価とします。6番人気以下は△評価とします。
今年の〇評価はヴェルトライゼンデです。
今年の△評価はいません。
父:ハーツクライ
菊花賞での成績は(0.0.0.5)です。
京都芝2400m以上成績は(3.3.4.34)複勝率22.7%で複回収率は40.2%です。
複勝率は8位ですが、複勝回収率が低すぎで相性がいいとは思えません。
×評価です。
今年の×評価該当馬はダノングロワール、ラインハイトです。
父:エピファネイア
菊花賞は初出走です。
エピファネイアも菊花賞で勝っています。
また、菊花賞、ジャパンカップを勝利したことからも時計が速い競馬場は得意です。
〇印とします。
今年の〇評価該当馬はアリストテレス
父:ナカヤマフェスタ
菊花賞は出走無しです。
京都芝2400m以上成績は(1.0.1.5)複勝率28.6%で複回収率は100.0%です。
複勝率は6位ですが、複勝回収率が100%を超えていて穴馬も走れる血統です。
〇評価です。
今年の〇評価該当馬はバビットです。
良馬場で馬券になるのに必要な4つの血
2012年以降の良馬場開催6回分を対象に調査すると、馬券になった18頭全てが4つの血のいずれかを持っていました!!
配合に関しても特徴がありましたので報告いたします。
<良馬場開催時の1-3着馬の血統>
左側が父系 × 右側が母系にある血
2012年
1着:サンデー×プリンスリーギフト
2着:ロベルト×ボールドルーラー
3着:サンデー×ヌレイエフ
2014年
1着:サンデー×ヌレイエフ、レイズアネイティヴ
2着:サンデー×ボールドルーラー
3着:グラスワンダー×レイズアネイティヴ
2015年
1着:サンデー×プリンスリーギフト
2着:サンデー×ヌレイエフ、レイズアネイティヴ、ボールドルーラー
3着:サンデー×ヌレイエフ、レイズアネイティヴ
2016年
1着:サンデー×レイズアネイティヴ
2着:サンデー×ボールドルーラー
3着:レイズアネイティヴ、ヌレイエフ×サンデー
2018年
1着:サンデー×レイズアネイティヴ
2着:サンデー×ボールドルーラー
3着:レイズアネイティヴ、ヌレイエフ×サンデー
2019年
1着:サンデー×ノーザンダンサー
2着:サンデー×レイズアネイティヴ
3着:サンデー×ボールドルーラー
特徴1:ヘイルトゥリーズン系の血が必要
特にサンデーが良い。父方でサンデーでないグラスワンダーとロベルトもその父か父父がサンデーと同じヘイルトゥリーズンになります。つまりヘイルトゥリーズンの血が無い馬は馬券になったことがありません。2016年、2017年の3着馬だけは父系にヘイルトゥリーズンでした。
特徴2:プリンスリーギフト、ヌレイエフ、ボールドルーラー、レイズアネイティヴ
ヘイルトゥリーズンの相手はこの4頭。プリンスリーギフト、ヌレイエフ、ボールドルーラー、レイズアネイティヴが入ってない馬で馬券になったのはたったの1頭。この血が無い馬は馬券になりません。
特徴を満たす馬は登録馬上位19頭の内15頭です。
つまり、満たさない馬が4頭います。
そして、この血統条件を満たさない4頭の中に5番人気以内に入る馬が2頭も該当していました!